タンジブルとインタンジブル
奥出直人さんの「デザイン思考の道具箱」を読んでいます。半分ほど読み終えました。今回は気になったワード「タンジブル」「インタンジブル」について。
タンジブル、インタンジブル
「タンジブル」とは、実体のあるものとか、触れることができるものという意味だそうです。「インタンジブル」とはその逆で、サービスという言葉に置き換えると分かり易いかもしれません。
例えばディズニーリゾートに行った場合のことを考えてみます。ディズニーランドもシー、いろんなキャラクターと触れ合うことができますし、ミッキーの 耳(カチューシャ)や手(手袋)を付けながら遊ぶことができます。これらはタンジブルといえます。一方、シンデレラ城を背に写真を撮ったり、様々なショーやパレードを見て楽しむこともできます。これらはインタンジブルといえます。
最近始まったアマゾンジャパンの「プライムナウ」はもともとあるサービスにインタンジブルな要素を追加した良い例かなと思います。
相互に変換してみる
普段、アプリやWebの製作ばかりやっていると、あまりタンジブルを意識するケースが少ないように感じます。もちろんサービスの種類にもよりますが、例えばスマホ向けのゲームを開発している場合は、ちょっと難しいかなと思います。 なのでちょっと考えてみようかと。
例えば配達物の不在届け(タンジブル)を情報化して、再配達の日時をスマホや携帯ですぐに設定できるようなサービス(インタンジブル)に変えるとか。ココナラのようなサービスで、サービス会社を経由してお礼の手紙を送ることができるサービスとか。
タンジブル・ユーザインタフェース(TUI)
そんなこんなでタンジブルについて調べてみると、TUIというものがあるらしい。この記事がとても面白かったです。スマホを運んできてくれるところなんか特に面白くて、すごく未来的な感じがする。たまに出かける際にテーブルの上に鍵を置いたまま玄関まで行ってしまうことがあるので、怠惰な僕はテーブルや床が動いて持ってきてくれると面白いなとか考えたり。
おわり
たまにはアプリやWebなどの電子的な情報的なものから離れてデザインを見てみるのも面白いなと思います。デザイン思考関連の本ではいろんなサービスの事例を知ることができるので、とても面白いです。